【北海道子どもの虐待防止フォーラム】分科会のご報告

「平成28年度 専門職のための子どもの虐待に関する研修」

平成29年3月4日(土) 10:00~16:30(札幌学院大学)


第5分科会「フィンランドネウボラから考える“子育て世代包括支援センター”のあり方」の司会で代表五嶋が参加させていただきました。

一参加者として、分科会について報告したいと思います。


午前中は、開会及び行政説明・報告として、北海道社会福祉協議会の主催者挨拶から始まり、児童相談所からの行政説明、 記念講演「虐待を取り巻いて起こっていることを考える」 (講師 金井剛氏(三重あすなろ学園)、 司会 間宮正幸氏(北海道大学大学院教育学研究院))があり、午後からの分科会です。


第5分科会への参加者は、北海道各地の行政や子どもに関わる専門職等支援者がほとんど。

参加人数は50名近くとなり、人気の分科会となりました。


まずは、藤女子大学人間生活学部教授の木脇奈智子先生(家族社会学)から、「フィンランド・ネウボラの理念と現状」の講話からスタート。

ネウボラの理念は、「子どもは親だけでなく、社会全体で育てるもの」、「対話」による家族支援であることと説明。

フィンランドネウボラの写真もたくさん大きな画面にスライドにされ、フィンランドネウボラを視覚的にも体感できる構成の講話に、フィンランドの社会的思想、世界観にすっかり引き込まれてしまいました。


続けて、司会の札幌医科大学保健医療学部准教授の澤田いずみ先生から、昨年視察されたフィンランドの医療機関とネウボラについての報告もありました。

精神科医として視察された、前段の木脇先生とは違う切り口の報告。

ネウボラナースに保健師以上、医師未満の役割が与えられており、妊婦検診可能であること、予防接種の判断その他多機関への連携判断可能な裁量があるという話と、Conversation helpの言葉が印象的でした。

また、フィンランドの日本とは違う医療機関の仕組みについてもふれられており、ネウボラの謎が少しとけたような気がしました。

その後は、北海道内でネウボラの取り組みをスタートしている自治体からの報告。

十勝方面、帯広のベッドタウンも含む幕別町からの報告です。実際に切れ目ない支援として始められている、リアルな産後ケアの話や保健師の仕事内容など詳細な実例に会場も熱心に耳を傾ける様子が感じられました。

市町村合併によって、もともと、子育て支援の手厚かった、旧虫類村(ナウマンゾウの化石で有名です)にならい、切れ目ない支援がスタートしたということです。


次は、北海道では注目のネウボラ「千歳版ネウボラ」

自衛隊基地があり、転入出が激しい街としても有名です。

道内では平均年齢もかなり低く、転入により妊娠期孤立してしまうケースが多かった背景もあり、18歳までの切れ目ない支援を実現しようとメニュー豊富な仕組みが出来上がっています。

妊婦ネウボラ、こどもネウボラがあり、フィンランドのネウボラを再現したかのような、ネウボラ相談室が特徴的です!ひろばでの相談室開催もあり、利用者は徐々に増えているところ、これから広まりを深めていくということです。



私も、情報提供として活動報告の時間を少しいただき、お話させていただきました。

7月開催のシンポジウムについてもご紹介させていただくことができました。


もう少し内容を詳細に記述した予告チラシを配布しました。

現在ネットでは配布していません。前回のFJ理事安藤氏による絵本ライブイベントと今回のフォーラムで配布しました。ぜひ、次回のイベントで紙で入手くださいね!

取り組みについても簡単にご説明。保育園マップイベントの話だけで30分話せそうでした・・・。何か機会があれば。※実は正直に言うと、キンチョーしすぎてしまいました。

最後は、グループディスカッションと意見交換。


子育て世代包括支援センターはネウボラの何をモデルにすべきか。理念の実現にあたっては大変難しいものであるなどの意見がありました。


千歳市の職員さんも数名参加があり、グループ内で質問攻めに合う光景もありました。


もっと詳しい話を掲載したかったのですが、先生お二方の講話については、近々論文になるということ。詳細は論文になってからご確認ください。


澤田先生の報告は3月27日(月)13時~道民活動センターかでる2・7の1020会議室で開催の第3回北海道ネウボラ研究会で再度お聞きいただくことができます!

また、北海道からの「子育て世代包括支援センター」についての情報提供メインとなります。

ご興味ある方はぜひご参会ください。会場が広くはないため、定員がございます。

申込みはhokkaido.neuvola(アットマーク)gmail.comまで☆


私の発表は至らないものでしたが、お二方の先生、行政の報告も大変充実しており、フィンランドのネウボラをたくさんの皆さんと共有できた貴重な時間となりました。

ご参会、ご清聴ありがとうございました。

NPO北海道ネウボラ

新しい地域包括の時代がきた ~仕事も、子育ても、介護も、病気も、障害も。 全ての家族を支える新しい仕組み~ フィンランドの子育て支援施設「ネウボラ」をお手本に

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